コインを知るにはやはり現地へ直接行って見聞きするのが一番!今年は建築と美術の源流であるギリシャへ行って参りました。
パート1ではアテネ貨幣博物館を振り返りましょう。
コイン商がアテネに来たら先ずはこの博物館に行くのが定石でしょう。古代ギリシャ、古代ローマ、ビザンチンと時系列順にコインが説明とともに展示されており、その時代の主要コインが一堂に会する様は圧巻です!
希少品が多く存在するため、常に学芸員が怪しいことをしないか目を光らせてました。
展示品によっては二人以上で近づくなと指摘が入ります。(経験談)
そんな数多くある希少品たちの中、特に以下の3点は是非とも見て頂きたい。
①プトレマイオス朝デカドラクマ金貨 3枚
オクタドラクマ(8ドラクマ)金貨はアルシノエの頭像が描かれているプトレマイオス朝を象徴する金貨の一つ。大変人気のコインの一つで弊社でも何度も取り扱ったことがあります。しかし、デカドラクマ(10ドラクマ)はオークションでも滅多に見かけない非常に希少なコインで、しかも3枚も並んでいる場所などこの博物館以外ありません!
J. Demetriou氏により寄贈されたコインで、その他にも8、5、2・1/2、1、1/2、1/4ドラクマが並んでいます。
『Gold Coin of the World」 にも掲載されていますがオクタドラクマしか画像はありません。このように並べて見られる事は滅多にないので非常にワクワクしました!
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