Description
詳細 | ●古代コイン界のアイコンとして有名なフクロウが描かれた人気のコインで教科書にも載っている有名コインです。 本品は大きく分けて4タイプに分類できます。①最初期紀元前510〜、そして②移行期タイプ(本品)、③最盛期タイプ(紀元前440以降)、そして薄型の④後期タイプ。つまり、フクロウコインはおよそ300年間にわたって発行されました。 市場に登場するおそらく95%は③最盛期タイプ紀元前440以降のコインです。 ②移行期タイプは最も写術的でアテネの目がアーモンド型に描かれ口元は僅かに微笑むアルカイックスマイルが特徴です。 フクロウは小首を傾げた最もかわいいフクロウが写術的に描かれていることが特徴です。 なお、③最盛期タイプは図案化されたデザインに変更され大量生産の効率の良さが追求されているので、②移行期のような芸術性がございません。 なお、フクロウ面にAθEと文字がありますが、これはアテネという意味です。オリーブの小枝と三日月が描かれていることから、夜の情景を描いたことがわかります。フクロウはアテネ神の夜の化身の姿です。コインに描かれているフクロウは小金目フクロウですが、学名はAthene Noctuaといいアテネの夜の化身であることがわかります。 ラテン語のNoctuaは夜の意味で夜想曲をノクターンと呼ぶのも同じ語源です。 希少性が高くアッティカ・アテネで一番芸術性の高い②移行期のフクロウ銀貨を強くお勧めいたします。 |
額面 | テトラドラクマ銀貨 |
国 | 古代ギリシャ |
年号 | c.450-440 BC |
状態 | Ch-AU★ 5/5 |
鑑定書 | NGC鑑定済み |
鑑定内容 | c.455-400 BC ATTICA, ATHENS AR Tetradrachm (17.19g) obv Athena rv owl, olive spray, moon Ch-AU★ 5/5 |
管理番号 | 002-0204 |